【ドイツ留学】ミュンヘンで滞在許可(学生ビザ)を取得する方法

STEP4:ビザ申請

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ドイツ留学が決まったけど、ビザ申請に苦戦している人は多いのではないでしょうか?

今回はドイツ留学経験のある筆者がミュンヘンでビザを取得する方法を1から分かりやすく解説していきます!

この記事はこんな悩みを持つ人におすすめ!
  • ビザってそもそも何?
  • ビザ申請の流れは?
  • ビザ申請の注意点は?

ビザとは、「所有者の滞在を許可するために渡航先が発行」する物で滞在許可証とも呼ばれます。

ビザ申請の手順は以下の6ステップです。

ビザ申請の手順6ステップ
  1. 閉鎖口座の開設
  2. 健康保険の加入
  3. 住民登録
  4. 居住地登録
  5. 仮ビザ発行
  6. 本ビザ発行

ドイツでは期限内にビザが届く保証はないので期限を越えた場合は自分から役所に催促の連絡をするのがポイントです。

筆者の簡単なプロフィール
  • ドイツの大学に交換留学経験あり
  • ミュンヘン居住経験あり
  • 留学経験を活かしドイツ留学に関するブログを運営

この記事を読むことで、ミュンヘンで学生ビザを取得する方法をしっかりと理解し、スムーズにビザを取得できるようになります!

それでは早速解説に入ります!

ドイツ留学に必要なビザとは?

疑問 イメージ

そもそもビザとは何かという基本的な疑問からドイツ留学に必要なビザの種類について解説していきます!

そもそもビザって?パスポートとの違いとは?

ドイツ留学するのにビザが必要らしいけど、そもそもビザって何?

このような疑問を抱えている方も少なからずいるのではないでしょうか?

まずはビザの定義を載せておきます。

渡航先の国が自国の安全などを守るために、事前に渡航者の身元を確認、審査して渡航先の国が発行するもの。

損保ジャパン

わかりにくい方のためにもう少し具体的に説明します!

具体例

ドイツ留学するAさんを考えましょう。

ビザとはAさんの身元を確認し、ドイツ政府が発行する身分証明書のようなものです。

Aさんはビザ無しでは身元が確認できない人物と見なされるため、ドイツに長期滞在できません。

渡航先に滞在するために必要となるのでビザは別名滞在許可証とも呼ばれています。

似た言葉としてパスポートがあります。

パスポートも海外で身分証明書として使えますが、発行元が日本であるという点が異なります。

【まとめ】ビザとパスポートの違い
  • ビザ:所有者の滞在を許可するために渡航先が発行
  • パスポート:所有者の身分証明のために、日本国が発行

ビザ申請が必要な理由

ビザ申請 イメージ

ビザを持たずドイツ国内に90日を超える滞在をした場合、不法滞在と見なされます

不法滞在の処罰としては、罰金、強制退去、その後の入国制限など様々であり、場合によっては法的処罰の対象となるケースもあります。

逆に言えば我々日本人は90日間以内であればドイツ国内に滞在することが出来るので、観光や出張、短期留学など短期間の滞在であればビザ申請の必要はありません

長期留学の場合、90日間の猶予があるからといってビザ申請を先延ばしにする人がいますがそのような行為はおすすめ出来ません。

ビザの申請手続きは煩雑で、申請から取得までに3ヶ月程度かかることもあるため、入国後すぐに取りかかるようにしましょう

ビザの種類

ドイツで発行できるビザには大きく分けて3つの種類があります

滞在の目的によって発行するビザが異なるので自分が何ビザに該当するのか事前に確認しておきましょう!

学生ビザ

ドイツで大学、語学学校で就学する人、または入学の準備を目的として滞在する人に必要です。

具体例

大学入学および入学準備ビザ、語学研修ビザ

就労ビザ

ドイツ国内で研究活動、就業活動に従事する人に必要です。

具体例

赴任または駐在ビザ、就職ビザ、研究滞在ビザ、医師研修ビザ

その他のビザ

就学、就労以外の目的で滞在する人に必要なビザです。

具体例

配偶者ビザ、同行者ビザ、ワーキングホリデービザ

筆者はドイツの大学で交換留学をしていたので学生ビザを取得しました。

この記事では主に学生ビザを取得する人向けの情報を発信していきます。

ビザ申請の大まかな流れは?

申請手順 イメージ

ビザの申請には多くの準備と時間がかかります。

ビザ申請をできるだけ素早く確実に終わらせるためには大まかでも全体の流れを把握する事が大切です。

以下にビザ取得までのロードマップをまとめたので一緒に確認していきましょう!

ビザ申請の手順6ステップ
  1. 閉鎖口座の開設
  2. 健康保険の加入
  3. 住民登録
  4. 居住地登録
  5. 仮ビザ発行
  6. 本ビザ発行

大まかに上の6ステップでビザ取得をする事が出来ます!

手続きの多さに絶望したそこのあなた!大丈夫です!
諦めずに一つずつ確実に取り組んでいきましょう!

ビザ取得までの6ステップを完全解説!

解説 イメージ

次に上で紹介した6つのステップについて、一つずつ解説していきます!

STEP1:閉鎖口座の開設

ビザ申請の際に閉鎖口座という特別な口座が必要になります

閉鎖口座とは簡単に言うと、ドイツで生活するための十分な資金がある事を証明するための口座で、留学する期間分の生活費を預け入れておく必要があります。

閉鎖口座の詳しい説明と開設方法は以下の記事で説明しています!

STEP2:健康保険の加入

学生ビザを取得するにはドイツ政府の認める健康保険に加入する必要があります

ここでいう健康保険とは、ドイツの公営・民間の医療保険となるので海外旅行保険や日本で契約している医療保険などは対象外です。

ビザ申請に必要な健康保険の詳しい説明は以下の記事で解説しています!

ここまでは基本的に日本で終わたせて置くべき手続きです。

ここからはドイツ入国後に着手する手続きを紹介していきます!

STEP3:住民登録

ドイツに入国して最初に待ち受ける難関が住民登録です。

ドイツの住居に居住を開始して2週間以内に居住地区の役所(Einwohnermeldeamt、Bürgeramt、Rathausなど)で予約を取り、手続きを完了する必要があります。

ミュンヘンなどの人気の都市に住む場合は予約が1-2ヶ月先になることもある(この時点で2週間過ぎてるやんけというツッコミは置いといて)ので、ドイツに来たら真っ先に行いましょう!

住民登録の詳しいやり方や予約時のポイントなどは以下の記事で解説しています

ここまで終わればあと一息です!

ラストスパート頑張りましょう!

STEP4:居住地登録

次に行うのは居住地登録です。

居住地登録の手順としては以下の通りです!

居住地登録の手順3ステップ
  1. 必要書類の準備
  2. オフラインで予約
  3. KVRオフィスで手続き

一つずつ解説していきます!

必要書類の準備

居住地登録を行うにはいくつかの書類を用意する必要があります。

以下では、必要な書類について一つずつ解説していきます!

ビザ申請書類

居住地登録を行うには居住地区のホームページからビザ申請書類をダウンロードする必要があります!

ビザ申請書類はこちらのページからダウンロード出来ます。

Links & DownloadsのAntrag auf Aufenthaltstitelが登録書類です。

印刷した後必要事項を埋めて提出してください。

大学・語学学校の入学証明書

留学やドイツの学校に留学する際に学校から配布される書類です。

パスポート

滞在予定期間内に有効であることを確認してください。

健康保険加入を証明する書類

ドイツ国内の健康保険に加入していることを証明する用紙です。

十分な留学資金がある事の証明書類

留学資金の証明には以下の書類のいずれか一つが使用できます。

  • 閉鎖口座の残高証明
    申請した閉鎖口座の残高証明が必要となります。
  • 奨学金受給詳細
    奨学金のみで月額934ユーロ用意できる場合はこれが一番簡単です!日本国内またはドイツの受給証明書を用意しましょう。
  • 両親の収入と資産の開示
    十分な資金がある事が示せれば使用できますが、基準は不明確なので閉鎖口座、または奨学金証明をおすすめします。

いずれの書類も滞在予定月数×934ユーロの資金が担保されている事が条件です。

証明写真

35mm×45mmで正面から撮影したものです。

細かい規定に関しては以下のファイルを参考にしてください!

ビザ用写真例

オンラインで予約

こちらのページから近くの役所を予約しましょう。

Online beantragenから予約可能です。

こちらも予約が混雑している事が多いため、なるべく早めに予約を行いましょう!

KVRオフィスで手続き

予約が出来たら登録したメールアドレス宛に予約日時の確定メールが来ます。

メールに記載されている時間と予約番号をしっかりと確認して役所に向かいましょう。

役所では書類の内容について簡単な質問が行われます。

ほとんどの場合英語で対応してくれるので、しっかりと受け答えできる様に確認しておきましょう。

STEP5:仮ビザ発行

居住地登録が終わると通常8週間以内に仮ビザの発行手続きメールが来ます。

メールには受け取り日時・場所・予約番号が記載されているので間違えの無いようにしっかりと確認しておきましょう。

当日は入り口で予約番号を見せると待合室に案内されます。

前方にスクリーンがあるので自分の番号が表示されると指定の部屋に移動します。

スクリーン イメージ

部屋では仮ビザの交付と本ビザ発行までの案内があります。

案内の内容は、25ユーロ追加で料金を払うと優先的に本ビザを発行してくれると言うものでした。

他の友人からドイツではビザ発行にとにかく時間がかかるという文句を聞いていたため、自分は迷わず追加料金を支払う事に決めました。

料金はビザ発行基本料金110ユーロ、優先発行追加料金25ユーロの計135ユーロです。

係の人に伝票をもらい、待合室にある機会で料金を支払います。

支払機

支払いはクレジットカード可なので現金の用意は必要ありません。

料金を支払うと仮ビザ発行手続きは終わりです。

STEP6:本ビザ発行

仮ビザの発行後通常8週間以内に本ビザ発行の案内メールが届きます。

私の場合は優先案内の追加料金を支払っていたため仮ビザ発行後1週間ほどで本ビザの案内が来ました。

内容は仮ビザ発行とほとんど同じで日時・場所・予約番号が記載されています。

間違えのないよう記載事項をしっかりと確認しておきましょう!

本ビザ受け取りの手順は仮ビザ発行とほとんど同じで

記載された場所に行くと入り口で予約番号が確認され待合室に案内されます。

案内板

正面に画面があるので予約番号が表示されると指定された部屋に赴き本ビザを受け取ります。

ビザ申請時の注意点

注意 イメージ

以上ビザ発行の全体像を紹介しましたが最後にビザ発行の注意点をお伝えします。

ドイツの決まりでは仮ビザ・本ビザ共にそれぞれ8週間以内に連絡が来るという事でしたが、基本8週間以内に連絡は来ないことを念頭に置いておきましょう。

ドイツの役場は信じられないほど仕事が遅いです。

8週間待って連絡が来ないようであれば、自分から催促のメールを送りましょう

連絡が返ってくる早さは人それぞれで、1ヶ月ほどで連絡が返ってくる人もいれば、留学期間中ビザが発行されずビザ無しのまま留学を終えた人もいます。

ドイツは「言ったもん勝ち」の文化です。日本のように何もしなくても役所の人が手続きを進めてくれる保証はありません。

メールが届かない場合は
・メールが届いていない状況
・送付した書類
・早急に対応が必要な理由
を明記し対応を求めましょう!

まとめ

今回はビザとは何かと言う基本的な事からビザ申請の手順まで詳しく解説しました。

ビザとは「所有者の滞在を許可するために渡航先が発行」する物で滞在許可証とも呼ばれます

またドイツで発行できるビザには複数の種類がありドイツの学校に留学する場合は学生ビザの発行が必要です。

ドイツでのビザ発行の流れは以下の通りです。

ビザ申請の手順6ステップ
  1. 閉鎖口座の開設
  2. 健康保険の加入
  3. 住民登録
  4. 居住地登録
  5. 仮ビザ発行
  6. 本ビザ発行

本ビザの発行までは最短でも1ヶ月程度の時間がかかるのでドイツに入国後すぐに申請に取りかかりましょう!

またビザ発行するときの注意点として期限通りに発行されることはまず無いという事をおさえておきましょう。

期限が守られないのは当たり前でそこから催促のメールを送るなり電話するなり自分でアクションを起こしていくことが重要です。

本記事を読んで皆さんがスムーズにビザを取得できる様になることを願っております。

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最後までご覧頂きありがとうございました!

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